2012年1月18日 冬の最中の晴れ間に、うれしくなってドライブに出てしまいました。 事前準備をする時間があまりなかったので、行き慣れている松島に出かけることにしました。 震災後、こちらの方面にははじめてのお出かけになります。 被災の様子も見てみたいという気持ちもありましたが、それが目的ではなく、あくまで松島の奥(奥松島)を目指しました。 |
![]() <<松島:五大堂>> |
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<<瑞巌寺>> まずは順番通り瑞巌寺にお参りしてお線香を入手します。 海岸通りのお土産屋さんも、津波の被害にあって、まだお休みしているお店がたくさんありました。右側の角のお店も工事中でした。 お昼に立ち寄ったお店でも、壁に津波の泥水の跡が残っており、「ここまで水が来たんだ。」とお店の方もおっしゃってました。 本当に、大変な被害だったのだなと感じました。 |
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<<瑞巌寺:食堂>> 瑞巌寺の本堂は大修理中で、見学はできませんでした。別に震災の影響ではありません。 その代わりに、食堂の内部や、伊達正宗の正室である愛姫の御霊屋などが、特別に公開されていました。 御霊屋は最近建てられたもので、黒漆できれいに装飾されていました。 |
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宝物館から食堂を眺めます。 どんな写真を撮るかということについて、最近は、時間がなく何枚も写真を撮るのがもったいない、などということもあって、 絵葉書の写真のような、ありふれた風景が多くなってきている気がします。前の写真がそうですね。 でも、ときたま、こんな写真を撮りたくなります。昔、お金のなかったころのほうが、よい写真が撮れていた気がします。 |
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<<松島:五大堂>> 定番コースの五大堂へ。さして見るものもないのですが、なぜか松島を訪れるたびに、寄ってしまうところです。 |
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ガイドさんがいるといろいろと解説していただけるところなのですが、とにかく一回りします。 島に渡る橋は、いつものことながら怖いですね。 |
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<<五大堂からの松島風景>> |
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<<大高森>> 松島の眺望をどこからみるのかということで、このたびは奥松島の大高森を選びました。 五大堂の前から海岸沿いに進み、宮戸島に渡ります。途中、予期していなかった津波の跡が目の前に開けました。 最初は、広々としたところだなという感じだったのですが、建物の土台がみえ、全部ながされっちゃったんだ、その跡なんだ、ということが わかりました。それなりの覚悟をしてきたつもりですが、やはりショックでした。 そんな感じで大高森につきました。思わず通り過ぎてしまいそうなところに、小さな駐車場があり、そこに車を止めて15分くらいの山道を登ります。 眺望が一気に開けて、青空の下に松島が見えました。 <<大高森:石巻方面>> 写真の右後方が石巻方向になります。砂浜が広がっていますが、この砂浜沿いに車が通ってきた道があります。 その左側に、空き地が広がっていますが、ここは津波で建物が流された跡になります。 |
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<<大高森:北西方向>> |
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<<大高森:松島方向>> 先ほどまでいた五大堂のある方向。どこかに見えているはずですけどね。 とにかく、見飽きない風景とはこういうものをいうのだと思いました。芭蕉の気持ちがわかります。 |