2013年4月13日 私の還暦のお祝いということで、嫁に出した娘から、温泉旅行をプレゼントされた。 これ幸いとばかりに、夫婦であれこと計画を練ることとなった。 最初は温泉中心で探していたのだが、あまり行ったことのない方向を探していたところ、飛騨高山という地名が目に入り、 それでは、高山祭にぶつけて予定を組むことにし、早速、ホテルの予約を取った。 雪の解けるのを待ち、晴れを期待して出かけることとなった。 途中、かねてから行きたいと思っていた、五箇山・白川郷に寄り道することになる。 |
![]() <<白川郷>> |
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<<五箇山・菅沼集落>> 五箇山の合掌造り集落は、菅沼集落と相倉集落とに、大きく二か所にわかれている。 五箇山のインターを降りて、5分もかからぬうちに、菅沼展望広場の駐車場に着いた。 駐車場から一段降りたところから、菅沼集落が一望できる。 |
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エレベーターがあり、谷底に降りると、目の前に合掌造りの集落が現れる。 |
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さくらには早すぎた。 雪はかろうじて消えていたが、ところどころに黒くなった雪が残っている。 落人伝説などを考えると、やはりかなりの山奥なのだろう。桜が遅いのもうなづける話である。 |
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歴史的景観保存地区というのだろうか。 お土産屋さんも、食堂も、それなりの感じになっている。 田んぼも、まだ枯れているが、農作業も昔風のやり方になるのだろうか。 合掌造り集落は、みな、普通の生活をしている人の暮らしの中にあるといっていい。 |
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<<五箇山・相倉集落>> 菅沼集落の先、国道から山に分け入る感じ・・。 地図を見るとジグザグに進んでいる。 でも、わりに早く、相倉集落に到着した。腹ごしらえをしてから、展望台に上る。 展望台までは、歩いて5分ほど。一息で登れる。やはり、集落を一望できる場所が一番。 左手奥の山が人形山。 |
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ここが展望台。ベンチが3台置いてある。 この山の向こう側(集落からみて反対側)に、カヤの林があり、そこで茅葺用のカヤをすべてまかなっているのだそうだ。 ..これは、民俗資料館の方の受け売り。 |
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相念寺。 |
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菅沼集落に比べて、雪がまだ多く残っている。 |
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<<白川郷・荻町合掌造り集落>> 集落外のせせらぎ駐車場から集落に入る「であい橋」。歩行者専用のつり橋で、奥さんは大の苦手。 途中、大きな揺れがゆさぶりをかけてくる。 ホームページでは、集落内の駐車場には入らないようにとの、お達しが出ている。 橋一本でつながっているので、ここで十分である。 |
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城山天守閣展望台からのよくある眺め。 集落の中心から、シャトルバスが20分おきにでている。片道は10分くらい。 山登りは大変なのでシャトルバスが便利であるが、下るときは、一番近くの和田家(正面一番手前)までほんの一息なので、 歩いたほうが気持ちがいい。 |
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城山天守閣展望台。 商売なのかサービスなのか、写真を撮って回っているグループがある。 掛け声が、一・二の三、ではなく、シラ・カワ・ゴーというのが、ご愛嬌。 どういう仕組みなのか、自分たちのカメラで撮ってから、客のカメラで撮っている。 写真の彼女たちは、その上のような写真を撮っているハズ。 |
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和田家。 展望台から、舗装した道を10分ほど下りると、和田家に着く。 バスの道は、山の後ろを大回りするため、天気が良ければ歩いたほうが早い。 |
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和田家の3階からの眺め。 |
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長瀬家。 |
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一階は普通の昔の間取りなのだが、急な階段を上がると、広々とした二階、三階が待っている。 屋根組の関係で、柱がない。 しかし、中二階の使用人の寝室は、天井が低く、かわいそうになってしまった。 |
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神田家。 |
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神田家では、いろりに薪がくべられ、豪勢に炎を上げていた。(長瀬家では炭だった) そのせいで、2階以上は煙が充満して、まさに昔はこんなだったのかと思わせるような雰囲気に満ちていた。 |
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大きな屋根を支えている木組み。 屋根を人型に支えている合掌材は、先をすぼめて(駒尻)、一階の部分の天井にあるウスバリという梁のくぼみに挿してあるだけ。 ひょっとすると、屋根を、そのまままるごと、持ち上げることができるかもしれない。 斜めに組んである筋交い(オオハガイ)は、25mの一本木を使用しているが、横に通している通し貫きは、途中で切れていて、 地震等の揺れに対応しているという。 |
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集落と駐車場を隔てる庄川のせせらぎ。 |