2013年11月6日 久しぶりに晴れそう。仕事を再開したため、暇な時間も少なくなりそうで、少ない時間を有効に使いたい。 志賀高原、蔵王と遠距離が続いたので、ご近所で済ませたいのだが、適当なところはないかな?

今頃の見頃は、三面(みおもて)と出た。なかなか足を踏み入れることのない道(通過する道ではない)なので、この機会に 三面を経由する朝日スーパーライン(旧名は朝日スーパー林道)の縦走をこころみることにした。

通行止めを心配して、いろいろと検索してみると、新潟県側は何とか通れるようであるが、山形県側の情報が少ない。 通行できそうだという噂話のような情報を信じて出かけてみることにする。まあ、ダメなら引き返してくればいい。

駒草平
<<朝日スーパーライン>>

三面ダム

<<三面ダム>>
遠景の三面ダム。とりあえず、順調にスーパーラインに入った。まだまだ、この付近では、紅葉がきれいとは言えない。

朝日スーパーライン
<<三面ダム⇒奥三面ダム>>
徐々に、付近の紅葉が色を増してきた。

朝日スーパーラインは、新潟県村上市と山形県鶴岡市を結ぶ山越えルートである。
冬季は、11月の中旬(紅葉の終了とともに)全線通行止めとなり、翌年の8月頃までそれが続く。

今年も、新潟県側の開通は、猿田川野営場〜県境が開通したのが、8月9日のことで、山形県側は8月の末だった模様。
早い話が、通り抜けることができるのは、8月末から11月中旬までの期間ということになる。

朝日スーパーライン
道幅は、1.5車線というか、対向車とのすれ違いに苦労する箇所が多い。

しかし、退避帯が多くあることと、もともと、そんなに対向車が来ないことから、比較的運転しやすい道である。 シーズンということもあり、カメラ愛好家の団体さんのバスまで、走ってくる。さいわい、バックすることはなかった。

朝日スーパーライン



朝日スーパーライン




奥三面ダム
<<奥三面ダム>>
スーパーラインから、横道に入り、10分ほど走ると、雰囲気が変わり、大きなダム本体の上に出る。
このまま、ダムを通り過ぎると、山形県の小国に抜けることができるようだ。

黒部ダムを思い出させる、アーチ式のきれいなダムである。 大きさは、黒部には遠く及ばず日本で11番目(アーチ式ダムの高さ)なのだが、近くで見ると、それでも、とてつもなく大きい。

奥三面ダム
<<奥三面ダム:三面ここにありき>>
このダム湖の下には、かつて三面村という集落があった。 三面の歴史は古く、旧石器時代に人々が居住していた跡が残っているという。 結果的には、全村移転し、この碑を残すことになった。

となりには、その経緯を記した碑も建てられている。

奥三面ダム



奥三面ダム


水面は静かで、風もなく、周りの紅葉やダムの建物をきれいに映していた。

昔からあるのかと思ったら、完成は平成13年ということで、ついこの前だということに驚いた。

朝日スーパーライン
<<奥三面ダム⇒鳴海森林公園>>
益々、深い山奥に分け入っていく感じ。

この付近の山は、ブナの原生林で覆われ、キャンプ場や野営地もある。

自然の森というのは、きれいで、空気も澄んでいるのだが、怖いような気持ちもする。

朝日スーパーライン

県境まで4qほど、未舗装の道がある。

ただ、表面はそんなに荒れてなく、固く平らになっているため、凸凹道という感じではない。

舗装路とは比べることはできないが、そこそこのスピードを出すことができる。

朝日スーパーライン



朝日スーパーライン



朝日スーパーライン




鳴海森林公園

<<鳴海森林公園>>
今も、使われているのだろうか。 木道があるところを見ると、湿原のような感じになっているのだろうか。

朝日スーパーライン

<<山形県境>>


朝日スーパーライン
<<山形県境⇒あさひ>>
県境を越えると、未舗装の道が続く。こちらも、4qほど。 ご覧のような感じの道である。

朝日スーパーライン

山形県側には、これといった施設もなく、時々、写真のような砂防ダム(?)がいくつか見られた。

遠景の山の景色が素晴らしいのだが、落ち着いて眺められるような場所がなく、写真を撮ることもできない。