2014年6月16日 奥さんの御用に付き合って、糸魚川まで出かけてきた。 このまま帰るのはもったいないので、親不知に寄っていくことにした。 高速でも、国道でも、何回も通り過ぎているのだが、車を降りてゆっくりしたことがなかったので、あちこち行こうとはしたのだが、 奥さん連れのため、一部、あきらめたところも。もっとも、体力勝負の部分もあるため、あきらめたのは自分の都合かもしれない。

親不知
<<親不知から糸魚川方面>>

親不知ピアパーク
<<親不知ピアパーク>>
北陸道は、親不知付近では、海の上を走る。そこに親不知インターがある。
橋桁の下では、道の駅「親不知ピアパーク」が営業を行っている。

親不知ピアパーク


右側が、北陸道。この付近で、海の上を走る。

高速は、かなりの部分は、トンネルるを掘っているのだが、ここは親不知のインターチェンジのために、 山の中を出て、海岸沿いを走ることになってしまったらしい。

親不知展望台
<<親不知展望台>>
ピアパークから、県境に向かって進むと、海岸沿いにスノーシェードが続く。 ほどなく、国道沿いに、車が数台停められる駐車場と、展望台にたどりつく。

親子の記念像は、親不知子不知の故事をかたどったものだろうか。

親不知展望台

展望台からの、親不知の遠景。

断崖の一番下の海岸沿いが、昔(江戸時代まで)の旧道で、親不知子不知と言われたころの道になる。

崖の上に明治時代に作られた旧道と、現在の国道8号線(一部トンネル)がある。 高速は、この付近ではトンネルになっている。

親不知コミュニティロード
<<親不知コミュニティロード>>
=国道8号線天嶮トンネル入り口=
国道8号線の天嶮トンネルの手前に、コミュニティロードの入り口がある。

明治時代の旧道を遊歩道として整備した道であり、丁度、天嶮トンネルを回り込むような位置関係になる。

8号線を作るときに、この部分は道幅を広げられず、トンネルにしたものだろう。

親不知コミュニティロード
=親不知のミニチュア=
親不知一帯の風景がミニチュアになっている。

右下に見えるのが海岸線。中央右上の白っぽい崖の部分が、後に出てくる「如砥如矢」が彫られた崖になる。

手前のスノーシェードから海岸沿いに出てくる道が明治の旧道であり、途中で山の中に入る道が現在の国道8号になる。

親不知コミュニティロード
=ウェストン像=
ウォルター・ウェストン(1861-1940年)
イギリス人宣教師。
「糸魚川は日本アルプスの起点」と紹介した。

親不知コミュニティロード

コミュニティロード途中の東屋(というか展望台)

親不知のミニュチアも、ウェストン像も、ここにある。

親不知コミュニティロード

コミュニティロードから、崖下の海岸を覗く。
残念ながらというか、当然のことというか、波打ち際を見ることはできない。

親不知コミュニティロード
=如砥如矢=
壁面のかなり上部に彫られた文字。実際には「矢如砥如」と彫られている(右から読む)。

この道(明治期に作られた新道)を、「砥石のように平らで、矢のように真っ直ぐである。」と表している。

実際にはこの文字の他にも、「天下の険」とか、「親不知」とか、の文字が見られる。

親不知コミュニティロード


整備されているのはここまで。
敷石で、Uターンの矢印ができている。

この先も道は続き、国道の天嶮トンネルの出口の先で、国道につながる。

親不知コミュニティロード

=東屋からピアパーク方面を望む=
真正面のシェードの出口にあるのが展望台。
その向こうに北陸道。

ここには、旧道、国道8号、北陸本線、北陸道と重要な路線が、狭い場所に、上下に折り重なるように通じている。