2014年10月20日-21日 宇佐神宮〜別府地獄めぐり〜臼杵石仏。

別府温泉は、人気のあるホテルで格安値段のプランを見つけたため、 部屋からのビューは置いて、即決で、そこに泊まることにした。 ところが、チェックインしてみると、ホテル都合で、スウィートに変更になり、 格安にもかかわらず、豪華な体験をすることになった。

宇佐神宮
<<宇佐神宮:宇佐鳥居>>

宇佐神宮
<<宇佐神宮>>
宇佐神宮は、八幡宮の総本社であり、和気清麻呂や僧道鏡らが活躍した宇佐八幡宮神託事件で知られる。

駐車場は判りやすく、かつ、充分に広く、参道前のお土産屋さんも整然としている。あまり、古さを感じさせないお社である。

宇佐神宮
<<宇佐神宮:大鳥居>>
参道が長い。
ここがいわゆる正面入り口って感じ。

宇佐神宮


この鳥居をくぐると、坂道になるが、林の中に分け入っていくことになり、日差しがさえぎられる分、楽になったと感じる、

宇佐神宮
<<宇佐神宮:上宮西大門>>
宇佐神宮には、大きく上宮と下宮に分かれ、他にも若宮、住吉等の摂末社が境内の内外に存在している。

宇佐神宮

<<宇佐神宮:上宮南中楼門>>
この中が上宮になる。残念ながら、背後に見えるはずの国宝の本殿は修理中で、覆いがかけられていた。

宇佐神宮の参拝の作法は、一般の神社と異なり、二礼四拍手一礼の形式ということだ。

宇佐神宮
<<宇佐神宮:下宮>>
上宮の参道からわき道に入ったところに下宮がある。ここにも、上宮と同じ神様が祀られている。

宇佐神宮

上宮から下宮に通じる、近道。

宇佐神宮


下宮の本殿。

別府地獄めぐり
<<別府地獄めぐり:海地獄>>
別府の地獄めぐりは、評価がいろいろあるのだけれど、一生に一度のことという思いで、全部回ることにした。

温泉が噴き出す場所の、地質や湯温などによって、いろいろの色や形態をとっているとのことである。

別府地獄めぐり

海地獄は、きれいなコバルトブルーをしている。ひときわ美しい池である。

別府地獄めぐり
<<別府地獄めぐり:鬼石坊主地獄>>
熱泥が、あちこちから吹き出ている。はじける前の膨らんだ状態を、うまく写真にとらえることができない。

別府地獄めぐり

入浴目的でなく、観光を主目的とした温泉を、地獄と称する。

もちろん、実際には沸騰点に近い高温で、下手に落ちると死んでしまうほどである。 そのため、手すりなどが整備され、公園のようになっている。

別府地獄めぐり
<<別府地獄めぐり:山地獄>>
ここには池はなく、岩の間から蒸気が噴出している。 他にも、カバやフラミンゴなどの鳥や動物が飼育されている。

別府地獄めぐり
<<別府地獄めぐり:かまど地獄>>
かまど地獄の名称にも謂れがあるようであるが、それはおいておいて、ここは、いろいろの地獄のダイジェスト版の感じがある。 全部を回れないときはここだけでも良いような場所である。

つまり、海地獄の青い池、坊主地獄の熱泥の湧き出す池、赤茶色の血の池地獄などが分散している。

別府地獄めぐり

観光客は中国や韓国の人が多く、そちらの言葉が飛び交っている。ガイドさんも心得たもので、 外国語を取り混ぜてかつお国柄の反応も心得て、要領よくまとめて案内をしている。

別府地獄めぐり
<<別府地獄めぐり:鬼山地獄>>
蒸気で池面も見えないほど。ここの名物は、ワニである。何十頭ものワニが眼下の檻の中でうごめいているさまは、 安全だとわかっていても、思わず後ずさる気にさせる怖さがある。

別府地獄めぐり
<<別府地獄めぐり:白池地獄>>
地獄の中で一番静かな雰囲気にあふれている。木々が多いせいかもしれないが、落ち着いた白い池のせいかもしれない。

別府地獄めぐり
<<別府地獄めぐり:血の池地獄>>
先に龍巻地獄をのぞいたら、いま噴出が終わったところということで、先に血の池地獄を見ることにした。

名前の通り、赤茶色の血の池であるが、蒸気がすごくて、なかなか池面を覗くことができない。

別府地獄めぐり

<<別府地獄めぐり:龍巻地獄>>
間欠泉で、30-40分ごとに湯が噴き出す。 安全のため、噴出孔の上部に石が置かれ天井となっている。 そのため、多少迫力に欠けるところがある。

別府温泉
<<別府温泉>>
別府湾からのぼる朝日。 スウィートだからこそ味わえる景観だ。

別府温泉


かたやに目を転じると、湯けむりの立ち上る別府の温泉街が望める。

ここのホテルの露天風呂は、棚湯と呼ばれ、階段状になっており、眼下に別府市内と別府湾を拝める、抜群の眺望となっている。

臼杵石仏
<<臼杵石仏>>
個人的には、是非とも今回見たかったもののひとつである。
国宝臼杵石仏。近くに行ったら是非とも見てみたいという場所である。

いつできたかも定かではないが、永らく野ざらしになっており、覆い屋ができたのはつい最近のことだという。

臼杵石仏
<<臼杵石仏:ホキ石仏第一群第二龕>>
中央に阿弥陀如来坐像。向かって右は伝釈迦如来坐像、左は薬師如来坐像。



臼杵石仏
<<臼杵石仏:ホキ石仏第一群第四龕>>
中央が地蔵菩薩半跏像、左右に十王立像。

臼杵石仏
<<臼杵石仏:古園石仏>>
大日如来坐像。あとはいろいろ。

いずれの仏像も、腰から下が削られたようになっているのは、大雨の際に谷を流れる洪水に浸食されたためと言われている。

臼杵石仏

臼杵の石仏と言えば、この仏像が浮かぶほど、ここのシンボル的な像である。 頭部が離れて、永らく像の前に安置されていたところを、近年の修復作業で復元されたとのことである。

臼杵石仏

<<臼杵石仏:全景>>
右がホキ石仏群。左が古園石仏の、覆い屋である。

覆い屋がなかったら、石仏が直接眺められたのだろうか。 石仏に眺められながら、田畑の仕事をしていたのだろうか。

満月寺

<<満月寺:仁王像>>
満月寺は、臼杵の石仏群を彫ったと伝えられる、蓮城法師が創建したとされる。

門前にあるこの仁王像は、ひざから下が土中に埋まっている。 近くにある臼杵川の氾濫などで、この地はたびたび大きな水害にあい、次第に埋まっていったものと推定されている。

深田の鳥居
<<深田の鳥居>>
田んぼの中に、何お関連性もなく、鳥居が立っていて、なかば土の中に埋もれている。 ちょっと異様な光景である。