2016年10月15日
 紅葉の季節がやってきた。紅葉情報を検索しつつ、暦をあたる。うまく、休日と晴れと色づき具合がマッチするかどうか・・。 なかなか、色づきの便りが来ない。痺れを切らし、ちょっと早いかなとは思いつつ、ドライブ主体のコースにしてみた。 49号線の会津坂下から南下し、塔のへつりを経て、南会津の屏風岩から尾瀬を脇に見て、奥只見に抜ける道である。

屏風岩
<<屏風岩>>

塔のへつり
<<塔のへつり>>
塔のへつりには何度も行っている。最初は会社の社員旅行のときで、ここを見た後で、会津芦ノ牧温泉の湯につかった。 塔のへつりの人為を越えた自然美に驚き、芦ノ牧温泉の湯につかりすぎて、具合が悪くなった記憶がある。

案の定、紅葉はまだごらんの有様。 ところどころ、赤くなってはいるものの、ほとんどは青葉状態だった。 でも、川面は素敵な色を見せていた。

塔のへつり


駐車場に車を停めて、外に出ようとして、財布を忘れてきたことに気付く。 あわてて出てくると、ろくなことがないの、見本のような状態。

小銭入れと、車の中のお金(コインパーキング用の現金)をたすと、何とかお昼代は確保できそう。 ガソリンは充分だし、そのまま、ドライブを継続することにした。

塔のへつり
<<塔のへつり>>
以前の記憶で入場料が要るのではないかと思っていたが、記憶違いだったようだ。

吊り橋のたもとのお土産屋さんでは、相変わらず。蝮のお酒を売っていた。

塔のへつり



塔のへつり




中ノ沢観音堂
<<中ノ沢観音堂>>
塔のへつりから車を走らせることおよそ5分。わき道を入り、山に向かって進むと、観音堂に着く。 手前に駐車スペースがあり、石段を数段上がると観音堂の脇に出る。

この写真の左側から上がってくる感じ。正面は広場になっているが、参道らしきものは見られず。 脇から上がるのが正解なのだろうか。

中ノ沢観音堂


観音堂の正面は右側を向いている。

この観音堂は、三間四方、寄棟造、銅板葺、阿弥陀堂建築の流れをくんだ、本格的な和様建築の建物であり、 国指定の重要文化財に指定されている。

常楽院
<<常楽院>>
中ノ沢観音堂から約30分、国道289号と並行して走る道の角に立つ標識に従ってわき道に入ると、 そこはすでに常楽院の参道になっている。

お寺の門を入ると左側が整備された駐車場になっている。真言宗のお寺で、境内には、水琴窟やししおどしなどもあり、 少しの間、現世を忘れさせてくれる場所になっている。

常楽院
<<常楽院:マリア観音>>
このお寺の見どころは、この子安観音堂に祀られているマリア観音である。

子供をだいて座る石造りの観音像であるが、顔の正面、頭巾(?)のところに大きく十字の標が浮き彫りにされている。 会津の地には、隠れキリシタンの話も残っているというから、その遺物なのかもしれない。

常楽院


3棟のお堂は、奥から、延命地蔵堂尊、火除け観世音、子安観世音である。

屏風岩
<<屏風岩>>
289号線から、401号線になり、352号線の尾瀬の手前に、屏風岩という景勝地がある。 河原には遊歩道があり、河原への降り口に、かなり大きな駐車場がある。

屏風岩

奇岩奇勝と言っても、これはかなりの場所。 都会地から遠いので、なかなか整備も追いつかないのだろう。

2年前の長瀞の景勝を思い出してしまう。

屏風岩




銀山湖

<<銀山湖>>
尾瀬の入り口、御池小屋で休んでいこうと思ったが、 財布を忘れたために駐車料金が出せずに断念(駐車料金1,000円はちょっと高い)。 尾瀬は紅葉の真っ最中の様子で、満員なんだろう。

そのまま山を越えて、奥只見へ。銀山湖を逆にたどる。

ジグザグがきついし、夕日が低いので、 山の陰に入るときは暗くて前が見えなくなる。極限までスピードを落としてカーブに入る。