2019年4月27日
今年のGWは10連休ということで、世間が騒いでおり、奥さんも例によって温泉に行きたいと言い出した。 今から有名地は空いていないだろうと思いながらも、探してみると、連休の始まり頃は比較的空いているようで、 かねてから一度は泊まってみたいと思うホテルに空室を見つけることができた。

志津川湾
<<志津川湾>>

石巻

石巻

石巻

<<石巻:日和山公園>>
今回の第一目的は、東日本大震災の被災地を奥さんに経験してもらうこと。

日和山公園は、石巻市の旧北上川河口を見渡せる場所にある。標高は60mほど。 さほど高くはないが、眼下には、石巻市の中心部が広がっている。 旧門脇村の鎮守である鹿島御児神社が山上に鎮座する。

映画「祈りの幕が下りる時」で、加賀恭一郎が母親の住んでいた町を訪れた時、 立っていたのが、この場所ではないかと思う、

前回(3年前)の写真と比べてみる。
石巻
新しい橋や建物ができているような・・。

東日本大震災の際には、多くの市民がここに登って難を免れたが、 眼下に広がる市街地は、大津波により壊滅的な被害を受けた。


なお、北上川は宮城県登米市付近で分岐し、旧北上川はここで太平洋にそそいでいる。 (新)北上川は、明治から昭和にかけての大改修によって作られ、分岐後は東進して、 この後訪れる大川小学校の脇を通って、追波湾に出ている。

女川
<<女川:メインストリート>>
去年も来た女川町。このメインストリートは、海が見えて気持ちがいい。

女川
<<女川:女川駅>>
女川駅には、こいのぼりが・・。

女川
<<女川:ニューこのり>>
今回は、ニューこのりのアナゴが目的。 アナゴが不漁とのことでアナゴ天丼はサービス中止であったが、ミックス天丼で、一口分だけ口に入れることができた。

今回は、ダンボルギーニも近くで見れたし、あがいんステーションで夏菜子のオレンジノートを見ることもできた。 大満足の訪問であった。

店前のこの花は「花海棠」だよと、奥さんが教えてくれた。

女川

<<女川:あがいんステーション>>
この建物は、震災前の旧女川駅の形を模して建てられており、地場のお土産などが販売されている。

大川小学校跡
<<大川小学校跡>>
今日の大川小学校には、冷たい雨が降っていた。 何も変わっていない。ここだけは時間が止まっているようだ。 一帯を祈念施設として整備するようだ。もっとの、もうここら辺には住宅は建てられないのだろうが。

大川小学校跡
<<大川小学校跡:裏山の桜>>
ここに逃げていれば・・。裏山には、この一叢だけ桜が咲いていた。

大川小学校跡

<<大川小学校跡:Angel Of Hope>>
リチャードポールエヴァンス著「クリスマスボックス」に由来する「希望の天使」像。

メインの像は、ソルトレークシティにあり、世界100カ所以上の地に、レプリカが置かれている。 震災被害の象徴として、ここ大川小学校跡地にも設置されたということだ。

「クリスマスボックス」は、本でも映画でも舞台でも、取り上げられている。

南三陸町防災庁舎

<<南三陸町防災庁舎>>
庁舎を取り囲む一帯が祈念公園として整備されている。 今年度末には一部完成するという話で、また来年来ることができるかな。

ホテルフロント

<<ホテルフロント>>
目当ての温泉は、南三陸町の志津川湾岸に建つ、ホテル観洋。 なかなか、一人では泊まれないところだ。

中に入った途端、一面に広がる海が目に入る。 ロビーも、客室も、お風呂も、すべて志津川湾の景観を、贅沢に取り入れている。

志津川湾
<<志津川湾>>
日の出。

志津川湾

朝から漁師さんがお仕事。

志津川湾の沖合は、寒流(親潮)と暖流(黒潮)がぶつかり合う場所であり、 ここ志津川湾は、海の幸に恵まれた海域になる。

湾内では、養殖のギンザケ、ワカメ、ホタテ、ホヤ、カキなどが、育てられている。

志津川湾


遠景は、南三陸町中心部。