2019年9月13日 津軽半島と下北半島をしっかりと回りたいと思っていた。 大学時代に回ったことはあるのだが、車ではなかったので、回り切れていないところが多い。 ただ、高速道路がそれほど網の目のように張られているわけでもなく、移動だけでも一日近くかかるので、 同時に回らないと無駄なことになる。 なかなか、適当なコースが組めなかったのだが、最初に男鹿半島を入れることで、 「岬めぐり」と名付けてもいいような日程を組むことができた。 まずは、男鹿半島入道崎へ。 |
![]() <<入道埼灯台>> |
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<<男鹿総合観光案内所:巨大なまはげ像>> 男鹿半島の入り口近く、男鹿総合観光案内所があり、この巨大ななまはげ像がお出迎えしてくれる。 世界遺産に登録された記念なのかな?高さは15mほどあるとか。とにかく目立つ。 |
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<<寒風山展望台>> 寒風山は、標高355mとそんなに高い山ではないが、男鹿半島のほぼ真ん中にあり、遮るものがないため、 男鹿半島のほぼ全体を眼下に収めることができる。 山頂には、回転展望台がある。ただ、展望台に入らなくとも、四周を堪能することができる。 元々は火山で、2,700年前の火砕流の痕跡はあるが、それ以降の活動記録はなく、 現在も地震活動などが認められていないため、活火山とはなっていない。 |
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<<寒風山展望台:山形方向>> 南方向。 手前は寒風山展望台の駐車場、日本海の向こうに、うっすらと鳥海山が見える。 右側の工業地帯は、男鹿市船川港。 |
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<<寒風山展望台:入道崎方向>> 西方向。 右側が入道崎。左側に見える山が、男鹿三山(右から真山・本山・毛無山)。 手前にある窪地は、右が第一火口、左が第二火口。 第一火口の端に、鬼の隠れ里と呼ばれる岩石が積み重なった所がある。 下は、東方向。 男鹿半島の付け根の部分。昔の八郎潟の干拓地。 |
![]() <<寒風山展望台:八郎湖方向>> |
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<<八望台:二の目潟と戸賀湾>> 入道崎へ行く途中でもう一カ所寄り道。 海側は、形のきれいな二の目潟と戸賀湾が目の前にある。 二の目潟は、東北地方で唯一、全国でも珍しいマール(爆裂火口)に水のたまった淡水湖である。 周りにある一の目潟、三の目潟も、同様のマールであり、非常に特殊な地形である。 |
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<<八望台:寒風山方向>> 反対側には、先ほどの寒風山が・・。頂上の展望台もよく見える。 |
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<<入道崎:入道埼灯台>> 八望台から、おが潮風街道を海沿いに進み、男鹿半島の先端、入道崎に着く。 入道崎には白黒の縞模様に塗られた入道埼灯台がある。 なぜか、灯台の場合は「崎」に「埼」の字があてられる。 細かいことはいろいろとあるが、海軍と陸軍の違いが、ここまで影響しているようだ。 この灯台は、珍しく、一般人が中に入って上まで登ることができる。 建物の高さは28m、単純な形ゆえに高さを感じないもので、甘く見ていたら、結構ばててしまった。 展望台まで115段ある。 この地はまた、北緯40度の線が通る場所である。 ![]() かつて、三陸海岸を訪れた時、黒埼灯台(岩手県普代村)において、同じ北緯40度線のモニュメントを見ている。(上の写真) <<入道崎:北緯40度モニュメント>> この地にも北緯40度線のモニュメントがある。 好みの問題ではあるが、こちらのほうが理屈っぽくて好きだ。 なぜ、理屈っぽいかは現地で確認するほうがよい。 |
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<<入道崎>> 海岸の崖上は穏やかな草原が広がっているが、海岸部は、日本海の荒波に浸食された岩場になっている。 |
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<<入道崎:商店街>> 食堂やお土産屋が灯台前に並んでいる。 ここで、ようやくお昼をとることにした。 ご当地のハタハタの天丼をいただく。驚くような山盛りで大満足。 |
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<<道の駅ふかうら:大島>> 津軽に向けて、有名な五能線を右に左にみながら、海岸沿いの国道101号をひた走る。 ワイルドではなく、北海道の原野を行くがごときであり、行き交う車も少なく。景色も素晴らしく、言うことなし。 早くも日が傾き始める。 今日の泊りは、五所川原。 |