2021年7月23-24日
 世情は、自粛とオリンピックで、ハチャメチャになっている。 自粛すべきかとも思ったが、ぎりぎりまで考えて、県のキャンペーンもあることだし、 折角の連休でもあるし、温泉につかりに行くことにした。
 メインの温泉は、白濁の湯との奥さんのたっての希望で、秘湯燕温泉に。 観光は、これまた奥さんの希望で、北斎目当てで小布施に行くことにした。

春日山城跡
<<燕温泉:惣滝>>

春日山城跡

燕温泉

<<春日山城跡:上杉謙信像>>
初日は、前回の林泉寺とのつながりで、久しぶりの春日山城跡にした。 春日山城跡を訪ねるのは、1998年、2003年につづいて3回目。本丸まで登るのは、2回目である。

本来ならば、入口や春日山神社下の駐車場に入れるのが筋なのだろうが、 今日は、山登りということもあり、体力温存のため、急坂を上って、銅像下のスペースに車を停めることにした。 幸いにも、一台分のスペースが空いており、昼食をとってから春日山の山登りに挑んだ。


春日山城跡は、言わずと知れた上杉謙信の居城で、ここには、上杉謙信の銅像が立っている。 この像は、昭和44年(1969年)に、大河ドラマ「天と地と」の放送を記念して、建てられたという。

春日山神社
<<春日山神社>>
明治34年(1901年)の創祀。山形県米沢市の上杉神社から分霊された上杉謙信命を祀る。

発起人は旧高田藩士の小川澄晴氏(童話作家小川未明の父)であり、境内には、小川未明の詩碑がある。

春日山城跡

<<春日山城跡へ続く道>>
春日山城には、石垣がなく、自然の尾根や谷を利用して、空堀や土塁を築き、階段状に多くの曲輪を構成している。

春日山自体は標高180mということで、大した高さではないが、山登りには違いない。

春日山城跡
<<春日山城跡:千貫門>>
春日山神社を出てから初めての開けた場所。本丸群とその外の場所を分ける重要な門。 千貫の鉄(約2t)が使われていたという。

土塁と空堀に囲まれている。ただ、素人目には、区別がつかない。

春日山城跡
<<春日山城跡:空堀>>
虎口の手前から、下方に空堀を見る。 空堀の説明看板が真ん中に白く見える。

春日山城跡

<<春日山城跡:虎口>>
左から来た道が二手に分かれ、手前に直角に曲がって上る道が本丸に至る道である。

そのまままっすぐに行く道は、帯廓という山城独特の構造で、本丸曲輪を囲んでいる。 ただ、現在は、途中が崩れていて通れない。

春日山城跡
<<春日山城跡:直江屋敷>>
虎口を上がったところにある、直江屋敷跡。大河ドラマ「天地人」の直江兼続の屋敷跡である。 本丸の反対側には、兼続の主である上杉景勝の屋敷跡がある。

春日山城跡
<<春日山城跡:毘沙門堂>>
上杉謙信が信仰した毘沙門天像が祀られている。謙信が出陣するときには、ここで戦勝を祈願したとされる。

現在の建物は、昭和6年(1931年)の復元。

春日山城跡

<<春日山城跡:天守台跡>>
いちばん高いところに空堀を挟んで、天守台と本丸が並んでいる。

もっとも、後世のような天守閣が建っていたわけではないだろう。

春日山城跡
<<春日山城跡:本丸から上越市内方向>>

春日山城跡

春日山城跡

<<春日山城跡:本丸>>
左の端に日本海、
続いて上越火力発電所のタンク群。
正面左には米山。
中央から右下に流れる緑が北陸自動車道で、右端に上越JCTが見える。
北陸道の左側が旧直江津市内。右奥が旧高田市内。
手前、真ん中付近の開けた場所が、謙信公の銅像前の広場。

本丸跡からの眺めは最高。

春日山城跡

春日山城跡
<<春日山城跡:大井戸>>
本丸跡から少し下ったところにある大井戸。

山城で、山頂近くにありながら、廃城後400年を経て、枯れることなくなお水を満々とたたえている、不思議な井戸である。

春日山城跡

<<春日山城跡:ふもとから土塁群>>
下りてから後ろを振り返ると、壮大な城郭建造の痕跡が現れている。

燕温泉
<<燕温泉>>
今日の泊りは燕温泉。山道の途中の渓流脇の狭い立地に、数軒のホテルが立ち並んでいる。

妙高山登山の東側の入り口にあり、標高は1100mで、妙高山周辺では最も高地にある温泉である。

燕温泉

<<燕温泉:惣滝>>
燕温泉から山道を少し上ると、惣滝の展望所がある。

落差80m。日本の滝100選にも選ばれている。

燕温泉

燕温泉

<<燕温泉:黄金の湯>>
燕温泉から山道を少し上ったところにある無料の露天風呂。男女別浴。

白濁の少し熱めのいいお湯。

男湯は、湯船につかっていても、場所によっては、外を通る人が見えてしまう。 開放的な雰囲気。
女湯は、残念ながら、葭簀が張られていて、中は覗けない。