2023年3月21日
 四国の遍路も、4回目の今回で一周し、最終回となる予定。お礼参りに高野山も訪れることに。 さらに、奥さんの希望で、通り道となる西国三十三か所の霊場も、日程に加えることになり、盛りだくさんの内容になった。
 レンタカーを大阪空港で借りて、いざ出発。少し、天候は不安だが、何とかなるだろう。

一乗寺
<<一乗寺:三重塔>>

播州清水寺

播州清水寺

播州清水寺

<<播州清水寺:仁王門>>
西国三十三か所第25番札所 御嶽山播州清水寺。

仁王門は昭和55年(1980年)の再建。
金剛力士像は、大正10年(1921年)に、菅原大三郎氏により作成。

播州清水寺 播州清水寺

<<播州清水寺:薬師堂>>
「きよみずでら」と呼ぶ。京都にある有名なお寺と間違いやすいので、播州清水寺と言うらしい。

薬師堂は、昭和59年(1984年)の再建。

播州清水寺
=薬師堂:薬師如来=
播州清水寺
=地蔵堂:地蔵菩薩=


<<播州清水寺:放生池>>
放生池の前に立つと、右に薬師堂、左に大講堂、また、正面の階段を上ると、根本中堂がある。

播州清水寺

播州清水寺
<<播州清水寺:大講堂>>
大正6年(1917年)の再建。
札所本尊は千手観音坐像(大正時代作)。

寺伝では、約1800年前の景行天皇の治世に、天竺僧の法道仙人によって創建されたとされる。

推古35年(627年)推古天皇勅願により根本中堂が建立され、十一面観音等の諸仏が安置された。

さらに、神亀2年(725年)聖武天皇勅願により、僧行基が大講堂を建立する。

播州清水寺

<<播州清水寺:根本中堂>>
大講堂から八十段の石段を上った先に、根本中堂がある。

大正6年(1917年)の再建。
本尊は、十一面観音立像。脇仏の毘沙門天・吉祥天と合わせて秘仏とされる。

播州清水寺
<<播州清水寺:鐘楼>>
大正9年(1920年)の再建。

釣鐘は、大正8年(1919年)の鋳造で、開運の鐘という。

播州清水寺

<<播州清水寺:おかげの井戸(滾浄水)>>
開山法道仙人が水神に祈って湧出した井戸。清水寺の命名の所以となった井戸である。

この井戸をのぞき込んで、自分の顔が写ったら、寿命が三年延びるといわれている。


幸いなことに、二人そろって、自分の顔を写すことができた。

一乗寺
<<一乗寺>>
西国三十三か所第26番札所 法華山一乗寺。

白雉元年(650年)、孝徳天皇の勅命により、法道仙人によって創建された。

境内入口の石段下に、石造りの塔が立っている。 正和5年(1316年)の銘が刻まれている。

重要文化財。

一乗寺
=石造笠塔婆=
一乗寺

<<一乗寺:常行堂>>
明治元年(1868年)の再建。

境内入口から、石段を上った、最初の平地に建つ。

一乗寺

一乗寺
<<一乗寺:本堂>>
162段の石段を登りきると、懸造りの本堂がある。

大悲閣、金堂とも称する。
重要文化財。
寛永5年(1628年)の再建。

本尊は、聖観音立像。脇侍の不動明王と毘沙門天とともに、秘仏である。

建物の入り口は、石段を上った反対側にある。

一乗寺
=金銅灯籠=


一乗寺

<<一乗寺:三重塔>>
国宝。平安時代末期、承安元年(1171年)の建立。

国宝の三重塔は、全国で13基あるという。 三重塔の建築年代としては、法起寺、薬師寺(東塔)、當麻寺(東塔、西塔)、浄瑠璃寺につぐ古さである。

塔は、本堂に続く石段のわきにある。 石段の下、中、上った本堂からと、それぞれ違った角度から塔が眺められる。

一乗寺
<<一乗寺:護法堂>>
本堂裏の階段を上った先に小さな社がある。

鎌倉時代の建立、重要文化財。

一乗寺

<<一乗寺:弁天堂・妙見堂>>
さらに奥に行くと、弁天堂(左)と妙見堂(右)がある。

どちらも、室町時代の建立、重要文化財。