2024年9月20日 二日目はうって変わって快晴の一日となる。陽射しがまぶしく、汗ばむほどの陽気であった。 福井と言うことで、恐竜博物館と越前海岸を廻ってみる。 |
![]() <<恐竜博物館:フクイラプトル>> |
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<<恐竜博物館:お出迎え>> 恐竜博物館に向かって道路を走っていくと、まだ距離があるのに、道端に恐竜のお出迎えが。 たぶんティラノザウルス。 |
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<<恐竜博物館:外観>> 表面の広場には、巨大な恐竜のモニュメント。 広大な敷地に、フラットな建物と広場が配置されている。 正式名称は福井県立恐竜博物館といい、福井県勝山市に建設された。 2000年に開館。敷地面積は約38,000m²である。 当地と恐竜の関係は、昭和57年(1982年)、勝山市杉山川左岸の崖で、白亜紀のワニ類の化石が発見されたことに始まる。 その後、本格的な調査が行われ、恐竜などの脊椎動物の骨や歯などの化石が多数発見された。 これが、日本で発見された恐竜化石の大部分を占めるのだという。 博物館の看板の上にも小さな恐竜が乗っている。 |
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<<恐竜博物館:エントランス>> 入口を入ると、近代的な異空間が広がっている。 中央の長いエスカレータで一気に地下三階の展示室に降りていく。 そこがメインの展示室になる。 |
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<<恐竜博物館:館内>> 地下の展示室には、大小さまざまの恐竜の骨格模型(本物・復元)や、復元模型が展示されている。 針金などで組み合わされているものは本物の化石から作られた標本なのだという。 |
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<<恐竜博物館:シンボル恐竜>> 展示室の中央には、ティラノザウルスの模型が・・。 動きながら、時々咆哮して、存在を誇示している。 |
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<<恐竜博物館:恐竜各種>> 休日は混むと考えて、平日を選んだ。 それでも、修学旅行の生徒も多く、館内はほぼ満員状態であった。 ただ、チケットは予約制で、入場者は一定数で制限されているそうだ。 |
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<<越前海岸:旅情公園>> 勝山から、高速に乗り、鯖江を経由して一気に越前海岸に出る。 もちろん、途中での腹ごしらえも怠りなし。 ここから海岸沿いのドライブが始まる。 |
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<<越前海岸:恵比寿宮の滝>> 残念ながら、旅情公園には駐車場がない。 道路わきに一時駐車する。 道路の向かい側には、小さな滝の流れが岩肌を濡らしていた。 恵比寿宮の滝という。 もっと大きな滝かと思っていたが、今日は水量が少ないようだ。 |
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<<越前海岸:恵比寿岩>> 巨大な恵比寿岩。端の方に恵比寿宮の滝がある。 |
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<<越前海岸:玉川洞窟観音>> トンネルの先に十一面観音が祀られている。 昔、地元漁師の網にかかったものを引き揚げて、この地に祀ったのが「玉川観音」の始まりとされる。 一説には、仲哀天皇がこの洞窟の前を通りかかった時、嵐にあい危うくなった。 その時に、海底から尊像が現れ波を沈められたため、天皇はその像をこの洞窟に祀られたのだという。 平成の初めころまでは、天然の洞窟に安置されていたのだが、 崩落事故の影響で、平成6年(1994年)に新設された人工洞窟内に移っている。 |
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<<越前海岸>> 越前海岸は、広義には坂井市東尋坊から敦賀市杉津までを指す。狭義には越前岬周辺の海岸を指す。 海岸段丘と海食崖が続く、奇岩景勝の地となっている。 |
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<<越前海岸:越前岬灯台>> 越前岬の、海抜130mの断崖上に立つ。 海岸沿いの道からは、急坂を登ってくる。 先の越前岬展望台にも行きたかったのだが、あまりに急すぎて途中で断念する。 |
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<<越前海岸:鳥糞岩>> 高さおよそ100mの断崖。 海からほぼ垂直に切り立つ断崖の先端が海鳥の生息地になっており、糞で白く染まっているためにこの名が付けられたという。 |
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<<越前海岸:呼鳥門>> 呼鳥門は、越前海岸を代表する絶景スポットで、風と波によって浸食された自然の大トンネルのことを言う。 高さが約15m、幅は約30m。 トンネルを挟んで、鳥糞岩の裏手に当たる。 通り過ぎた先の食堂の駐車場に車を停めさせてもらう。 |
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一帯は園地として整備されているのだが、脇のトンネルが完成する平成14年(2006年)までは、 天然のトンネルとして使用され、国道が通っていたという。 旧国道を利用した遊歩道があるので、門の手前まではいけるが、 落石の恐れがあるとのことで、トンネルの中(岩の下)は通行止めとなっている。 |
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<<越前海岸:越前有情歌碑>> 遊歩道の途中に歌碑がある。 五木ひろしの「越前有情」と言う歌らしい。 |
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<<越前海岸:銭が浜園地>> 越前海岸は、あちこちに駐車場があり、車を停めることができないばかりに、見どころを逃すことが少ない気がする。 潮吹き岩を含む岩礁地に銭が浜園地がある。 |
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<<越前海岸:潮吹き岩>> |
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<<越前海岸:越前水仙発祥伝説の地>> 越前海岸は越前水仙でも有名である。 その、越前水仙にまつわる悲しい話がある。 平安末期、この地に兄弟があり、兄は父とともに源平合戦に参陣し、弟は留守を守った。 ある日、弟は海におぼれた美しい娘を助け、その娘と親しくなる。だが、戦から帰ってきた兄も娘にほれ、 兄弟は争い合うようになる。 いさかいに耐えかねた娘は海に身を投げた。 翌年の春、海岸に美しい花が流れ着いた。 村人は、娘の生まれ変わりとして丘に植えたのだという。 |
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<<越前海岸:夫婦岩:雄岩>> 水仙を栽培している越前水仙の里公園の沖に、夫婦岩と言う名の二つ岩がある。 片方が雄岩(岩の上に御墓が建っている)、もう片方が雌岩である。 伝説の、兄弟が娘を争った岩だと言う説も。 |
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<<越前海岸:夫婦岩:雌岩>> 伝説の、娘が身を投げた岩とか・・。 スイセンは、地中海沿岸が原産地とされ、それがシルクロード、中国を経て、日本に伝わったとされる。 この伝説も、スイセンが海外から伝わったということを意味しているのかもしれない。 |
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<<越前海岸:足見の滝>> 国道の道沿いにある滝、高さ18m、幅10m。 国道の下を通って海に注いでいる。 別名、太郎見、樽見、垂水ともいう。 越前水仙伝説と関りがあるという説も。。 |
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<<越前海岸:軍艦岩>> 岩の形が軍艦に似ているということで名付けられた。 この付近は、波食棚と呼ばれる地形で、一般的に鬼の洗濯岩と言われるものは、これにあたる。 岩石でできた海岸では、波の浸食によって崖ができる。 この崖を海食崖、その前面の平地を波食棚という。 |
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<<越前海岸:弁慶の洗濯岩>> 源義経が源頼朝より追われる身になり、奥州に逃れる途中、義経と弁慶一行がここで休んだと言われる。 昨日の雨晴海岸でも義経岩があったように、義経主従の足跡伝説があちこちに残っている。 |
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<<越前海岸:神の足跡>> 弁慶の洗濯岩の駐車場から歩いてすぐ。 道端の何気ない崖に足跡のような形の岩がある。 昔、大干害があった時、村人が氏神様に祈り続けた。 一夜明けると、川に水があふれ田畑も潤っていた。 その後、崖に足跡がついているのが見つかり、神様の仕業だということで、神の足跡と名付けられたという。 |
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<<越前海岸:鉾島園地>> 鉾島は、高さ約50mの柱状の岩場。 遊歩道があり、岩の上にも登れるらしい。 |